2019年12月14日(土)、15日(日)
会場: 山口情報芸術センター(YCAM) スタジオB
日時
2019年12月14日(土)、15日(日)
会場
山口情報芸術センター(Yamaguchi Center for Arts and Media)YCAM スタジオB
出演
山本達久
ジョー・タリア
中川裕貴
カメイナホコ
石原只寛
角谷京子
阿武絵美
米澤真由美
安部浩信
柳あい
詳細:
料金
【前売り】一般3,500円/any会員2,500円/特別割引2,500円/25歳以下2,000円
概要
気鋭のミュージシャンによる「全身聴取ライブ」が山口で復活!
作曲家/ミュージシャンの日野浩志郎による新作コンサートピースを発表する公演です。
本公演では日野が2018年に発表した、管楽器や打楽器などのいくつかの楽器のグループが、特殊な空間に点在しながら、演奏上のルールを同時に実行していくコンサートピース『GEIST(ガイスト)』をもとに、楽曲や構成、舞台装置などの要素を大幅にアップデートした新作を制作、世界で初めて発表します。
打楽器、弦楽器、管楽器、電子音を通じて特殊な存在を浮かび上がらせる
本作は、2018年3月に大阪で発表された日野によるコンサートピース『GEIST』の発展版です。
タイトルはドイツ語で「幽霊(霊魂)」を意味する言葉です。演奏を通じて会場内に浮かび上がる特殊な存在感、そして観客がコンサートを通じて獲得する時間や物理的なスケールを超越した浮遊感の追求が『GEIST』のテーマとなっています。
会場には黒を基調とした巨大なバルーン状の舞台装置が設置されており、コンサートピースでありながら、インスタレーション作品としての側面も含まれる総合的な作品となっています。また、会場には15台のスピーカーが、上下左右に観客を取り囲むように配置されており、虫や鳥の鳴き声、風の音などの野外で録音された音源や電子音が再生されます。さらに、会場のそこかしこに点在する14人の打楽器、管楽器、弦楽器の奏者たちが、あるルールをもって演奏を展開。その音が、スピーカーからの音と交わることで、同時多発的な音の振る舞いが、会場に特殊な一体感を生み出します。多くの観客を集め、高い評価を受けながらも、特殊な形態の作品ゆえに再演は不可能とされていた『GEIST』でしたが、今回、そのテーマを引き継ぎながら、大幅にバージョンアップして復活。日野がこれまで試みてきた数々の作曲アプローチのさらなる拡張を試みるとともに、構成や舞台装置などの要素も一新され、これまでにない音楽の聴取体験が創出されます。
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